どうでもいい話
どうでもいい話なのですから、どうでもいいのですが。(笑)
「楽園を去るもの」の舞台設定について少々お話ししたいと思います。
このお話は、気がついた方もいらっしゃると思いますが、ローマ帝国衰退後のイギリスが舞台です。
「ガリア」というのは、古い言い方で現在のフランスあたりを指す地名ですが、今回舞台として選んだのはブリテン島のあたりとなっています。
そして、「ロンディウム」というのは、本当は「ロンディニウム」と言い、ロンドンの古名なのです。
その他、出て来る地名はほとんどが実在する名前で、「ドブリス」というのはドーバー、「アクエ・スリス」はバース、もちろんブリガンテスという地名も存在します。
つまり、ケイはイギリスの王子様というわけです。(笑)
(ただし、故意に本来の地理とは ばらばらの地名を使っています。この物語の中の架空の地名と思っていただいた方がありがたいので)
実を言いますと、ケイの名前にもモデルがあります。「ガイ・ヘンゲスト」と言って、ひげもじゃの大男なんですが。(;^_^A
もちろん、借用したのは名前だけで、作品の参考にした物語とは違った性格と行動をこれからすることになるはずです。
この後、ユーキが登場するわけですが、彼がどんな立場でこの物語でどんな役割を演じることになるのかは、これからのお楽しみにさせてくださいませ。
鈴本ヨシ子
Part 1