お目汚し致しました。
普通ならば、ファンレターを書く状況で、パロディを書いてしまうのは、腐女子としてはえがたい資質かもしれませんが、人間としては、間違いなく終わっています。
サイトで拝見してから、つい、書いてしまったパロディたち、6本になります。
考えたけれど、話にならなかったのは、それこそ、ン本。怖くて考えたくありません。
「水底の歌」の設定に則って書いたつもりですが、いくつかの不明箇所は、勝手に書かせて頂きました。
また、サイトでの発表分を基本にしていますので、ふたりは、まだ、恋人になっていません。
正直なはなし、「Intermezzo」を拝見させていただいたとき、一番痛かったのは、「風の休符」でした。
仕方がないので、パロディを書いていて、原作展開で痛い目にあうのは、お約束。都合の悪い原作展開は、見なかったことにするのも、お約束と居直りました。
あくまでも、個人の楽しみで書いたものなので、フジミのパロディになっていなくても気にせず、有、千希と呼び合っていようと、まったく気にならないという。挙げ句に、育ち方が違うから、性格は、圭、悠季と微妙にズレが発生するはずと決めてかかり、微妙なズレを楽しんでみました。
フジミではなく、「水底の歌」のパロディになっていれば、うれしいのですが、いかがでしょうか?
あまりにあまりな話ばかりなので、各話の言い訳を。
『週末の恋人』
記念すべき 妄想原点
確か、ふたりのラブラブ(?)を妄想したはず。なのに、できあがったものにラブラブ要素は微塵もないとはどういうことでしょうか。
やはり、四方山世間話系の人間には無謀なことでした。
『アナタヘツヅク ナガイミチ』
または
『オトコノコのオヤクソク』
桐院有はそっくりだけど、多田野千希は、そこまで似てない。
身長で苦悩する少年ってお約束ですよねぇ。という話。
とはいえ、15歳の身長、150cmって低すぎますか。
そして、なぜ、こんな話を妄想したのか、当人にもさっぱり判りません。
ホットミルクを飲んでる理由付け、だったのかもしれません。
『きみの なを よぶ』
たぶん、割り切りの出来ない彼のこと、名前ひとつをよぶのに葛藤があるんではないかと思いまして。
最後のやり取りだけがメインの話なので、実は、前半部はカットしても差し障りなしです。
妄想箇所は、千希くんと異父妹(希望、弟でも可)の有ちゃん争奪戦。
自分よりすこし年下の従兄弟に入れ揚げる兄への愛憎。歴史は繰り返すといいますか。
どうして、そこに妄想するのか、自分が信じられません。
仮に、妹のイメージにしましたが、じっさいはどちらでしょう。おそらく、こんなところに拘るのは、私ひとりです。
『そばにいて』
『幽霊屋敷 第二進化形』
または
『桐院有は見えない召使にかしずかれている』
伊沢邸の新しい主との共存への道。
新しい住人は、以前以上に苦労するだろう。という話です。
『恋をしましょう』
『桐ノ院圭の敵を 桐院有で討つ』
「どうしてこういう桐院有氏を妄想してしまったのか」の、いいわけです。
『彼の見る悪夢』
本来のフィールドと信じてる分野で書いてみました。
やることやってない、の全年齢対象、ほのぼの系お笑いコメディ?
4コマあたりでやるネタでしょうか?
時系列でいうと、A『きみの なを よぶ』→B『アナタヘツヅク ナガイミチ』/D『恋をしましょう』→@『週末の恋人』→C『そばにいて』 です。
@〜Bが、恋愛でまとめた連作。 そうなんです、アレで。特に、B。
C,Dは、過去を思う、で対になる話。
Eは、「きらきら星」を意識した前日の話。になっています。
この他に、
有ちゃんのコンサートの度に、一本のバラを贈る話とか、
概算で出した千恵子さんたちの年齢から、義明さんが定年を迎えて、有ちゃん、スポンサーに名乗りを上げる?とか
大学入学と同時に、バイトしませんか?で、伊沢邸管理人兼ねて同棲するとか。
千希くんは、子供ころには、コンクールに出てないはず、と、決めてかかったり、
「生まれ変った実感」は、寝起きに隣にある顔がはっきり見えるで実感する、が、色気のない方向へいったり。
大人なのに、千希に引き摺られて、子供っぽくなる悠季とか、(これは書けたような)
初めての領域、30過ぎの有ちゃんをみて、無自覚に欲情してしまう千希くん。とか(書けないけれど、書きたかったです。絶対に、桐ノ院は、30過ぎのほうがいい男だと思います。個人的偏見)
などと好き勝手に妄想し、パロディ書きを、大変、楽しませて頂きました。
少しでも、笑っていただいていれば、幸いです。
2006.9/28 up
あとがき