『逡巡という名のカノン』感想文&妄想文(笑)

まず最初に文句を言いたいのは(最初に文句を言うか?!(笑))
今回の新刊の出だしでした。なんできついテーマから入るんだ!?と
このあたりを抜かして読みたいと思いました。やはり本の出だしは楽しいことから初めて欲しかったです。
新刊の全編を通しての命題だと言う事は分かるのですが、やはりきついです。
・・・・・これって、本編と同じことをしてるよ・・・・・。(x_x;)

さらに前回の【嵐の予感】と内容がダブるのも気になりました。特に後半が、ですね。
前回は抜粋というか、予告編で、新刊で本編を書いている・・・・・というような感じ。

締め切りとか書店との契約とかで前回の本をあの時期に出さなければならなかったのかもしれませんが、本を2冊分にして売りたいという感じがよくないです。
酒屋で酒を薄めて廉価で大売出しをしているような。←たとえが変(笑)

この先、先生もいくらか時間が出来るようになると思いますので、(希望的推測)次の新刊で挽回して欲しいです。
ぜひたっぷりと濃厚に分厚いのを!



今回の新刊は久しぶりに楽しかったです♪

悠季の音楽家としての頑張りがいとおしいです。やはり音楽講師としての側面よりも、本来の音楽家として精進している姿が本来のものでしょうね。
とは言っても、オヤカタとしてがんばっている姿も捨てがたいです。こちらは講師としてというよりも、コンマスとしての世話焼きという感じですからねぇ。

相変わらずの鈍感さはそのままで、風呂場のシーンとか、打ち上げの宴会での艶姿はきっと圭をやきもきさせてしまうでしょう。フジミの納涼会でそのことを話したとなると・・・・・圭が怖い(笑)ついでに夜が怖いのではないでしょうかね?(≧∇≦)
きっと圭におしおきされてるぞ〜!(笑)




「もう二度と合宿には行かせません!」
「いや、だって僕の一存で断れないんだ。そんなわけにはいかないよ」
「言うことをきかないと、このまま止めませんよ?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。←適当に妄想してください。(笑)


「・・・・・もう許して。言いつけを守って大風呂には入らないし誰かに抱きつかれたりもしないし、君以外の男ともダンスなんかしないから、もう許して・・・・・」




・・・・・なんちゃって。
やらなかったら圭じゃない!ですよね?←そうか?(爆)

【リクエスト】の頃には、学生オーケストラにバイトに来ていた圭の練習風景をフジミの諸君と見学して、こんな風にビシビシとダメ出しをされるようになりたいと言っていましたけど、今回の定期演奏会直前の特別練習期間ではどうやらそれが達成できているようで、フジミもレベルが上がったんだなぁとしみじみ。




ところで、今回疑問に思った点をいくつか。

【五十嵐くんの日常的茶飯事】の中で、悠季は大学4年までフロイデオケに入っていると書いてあるんですが、今回の本では悠季当人が途中でフロイデオケから脱退していると書いてあるんですよね。(21P)これってHさんがいつも唱えている呪文を言わないといけないんでしょうかね?『設定は本ごとに違う』って?(笑)それとも、フロイデオケに4年まで在籍していたと五十嵐くんは考えていたけど、実は違っていたということなのでしょうか?


前巻の【嵐の予感】の中で、飯田さんから『そろそろ[圭]と呼ぶのを解禁にしてもいいのではないか?』という提案がされているのですが、今回はあっさりとそのハードルをクリアーしてますね(笑)まるでなかったことのように。
納涼会のバーベキューを焼いていた牧村君にはあっさり「なんてお店?こんど圭と食べに行くよ」(138P)なんて言ってますし、石田さんにも「圭がもくろんでるフジミ・ホールが実現したら・・・・・etc」(158P〜159P)と言ってますね。
また呪文のお出ましでしょうか?(笑)

さらに、これは文章の書き方が少しおかしいというところがあるのですが。78Pの中で、モアイ先生について1行目に「あ、きみ知ってるんじゃない?」と圭に言っているのですが、同じページの中の13行目では「会ったのは一度だけだろうに、よく覚えていたね」と言ってます。矛盾してますよね?


圭のサムソンとの契約の件について、悠季は相談されていないと言っていますが、【雪の宿だより】の中で言っていると思うのですが・・・・・?これって事後承諾だったと言うのでしょうか?(103P〜107P)
ついでに妄想を付け加えると、サムソンとの契約をやむを得ずしなくてはならなかったのは、悠季がらみだったのかなぁ?とひそかに考えています。

【ミューズの寵児】の中で、サムソンの誘いには気をつけろと言われてますね。
「(前略)・・・・・僕にとって一番怖いのは、きみを人質に取られた場合です」(51P〜52P)
とあるのは、実は圭がサムソンから悠季の今後の活動とかについて脅迫めいたことを言われており、それを警戒した圭がサムソンと契約をしたのではないか、と思ったわけです。

あまりに遠い伏線については先生も忘れてしまうようですけど、このあたりならまだ忘れていなくて使うのではないかと・・・・・。(笑)

次の新刊で私の妄想が合っているか間違っているか、実は楽しみであります♪


それにしても、最後のページで「だっちゅーの」を悠季が使っていたんですが、それだけはやめて欲しいです!(号泣)

だっちゅーのを使うのはTVのおねーさんに任せておきなさい! だっちゅーの! ←あ、言っちゃったよ(≧∇≦)

かなりきついことも書いているのではないかと思いますが、これもフジミへの愛だと思ってスルーしてくださいませ。(;^_^A
私の書くことは全部自分勝手な意見&妄想ですので、ご容赦ください。

私は極めてアバウトな人間ですので←A型とは思えない(笑)、
勘違いやら解釈の違いや「まだここを見逃しているよ〜」という点がありましたら、赤ペンチェックで教えていただければ幸いです。

2007.5/9 up