I の寓意







ケイ・トウノイン?

 私は久しぶりに町へと出向いて、それを発見した。

 あまりにも意外なものを発見したもので、その場に固定されたかのように立ち止まってしまい、私の周囲を歩いていく人たちから不審そうな目線を向けられてしまったほど。

 発見したものは、某有名な飲料会社の宣伝用ポスター。

 コンサート直後のシーンなのか、背後には小規模らしいオーケストラを従えて、コーラのラッパ飲みをしているものだった。

 彼は私が会っていた頃よりもずっと大人びて成熟した男性としての魅力を備えていた。

 ケイ・トウノインの名前を思い出したとき、私の心に浮かぶのは切ない愛惜と宝物を手に入れられなかったいささかならぬ執着。

 まだやっと少年と呼ばれる時代から抜け出してきたばかりの年齢のはずなのに、当時でも既に彼は大人びた聡明さを十分に持っていたが、同時に少年らしい青い潔癖さを失っていないところがとても好感が持てたものだった。

もちろん恋の駆け引きにはしたたかな、漁色家であるところも。

 彼との思い出は、記憶の中のアルバムに貼り付けて過去の恋の獲物として眺めているだけのものと嘯くには、いささか未練があることを認めるのにやぶさかではない。

 だからこそ、だろう。彼がこんな大衆向けの飲料用の浮ついたポスターに起用されることが腹立たしくてならなかった。あの音楽に対して真剣で真摯な扱いをしていた彼が、ただの俗物に成り果てたなどとは考えたくもない事だった。

 だが、実際には彼の姿がここにある。

 私は普段あまり他人と社交的な生活をしていなかったことを心から後悔した。

最近の私はといえば世間の毀誉褒貶の激しさに辟易し、自分の作品を投機の対象にまで貶めるような世俗にうんざりとし、隠者を気取るような生活をしていた。

 そのために世間はどう動いていたのかをまったくと言っていいほどに知らず、なぜ彼がこんなポスターに出ることになっていたのか、理解できなかったのだから。

 私はこういう興業界に精通している知人に連絡を取り、(ついでに無沙汰の詫びも言う事になったが)ケイがこのポスターに掲載されたいきさつを教えてもらった。

 それによると、ケイはここ数年の間に次々と指揮者のコンクールで頭角をあらわし、大手エージェントのサムソンエージェンシーと契約を結んで世界中のオーケストラ相手に活躍しているらしい。

 今回の企画もサムソンから出されたものなのだという。見栄えの良い演奏家だけを揃えたCMを作りたかったエージェントと内容を伴った演奏をしたいケイ

 そのせめぎ合いの結果がこのCMだったのだそうだ。

「聞いてみたいのなら、このCMを撮ったビデオをダビングしてあげるが」

「ビデオ?」

「そう。本式にコンサートを開いて演奏したらしいよ」

 そう言って、情報を教えてくれた知人はカーネギーだよ!と強調した。

 私は別段カーネギーホールでやろうとどこでやろうと興味はなかったが、ケイが目指していた演奏には興味があった。

 だから彼に送ってくれるように頼み、この無沙汰の詫びはいずれホイリゲで一杯おごることを約束することで電話を切った。

 送られてきたビデオはとても秀逸だった。

 新人とは思えない指揮と、彼の指揮を精確に支えるオーケストラ。

 だが、コンサートシーンの後に入っていたメイキング・シーン。つまり本番前の出演者の素顔や練習風景を見ていて、だんだん不愉快になってきたのだ。

「もしかしてこのジャパニーズの男が、ケイが今現在付き合っている相手なのか!?」

 コーラをシェアし、あまつさえケイと親しく会話している、コンマスらしい眼鏡の男性。

 このオーケストラのコンセプトに沿った、美形で音楽的にも優れたバイオリニストらしいが、ケイの隣に立つにはいささか物足りないように思えたのだ。

 彼のそばにいるつもりなら、私が認めることの出来るような美しさと才能を兼ね備えている男でなければ認められない!

 私は、眼鏡の男のプロフィールを調べて、さらにその感を深めた。

 彼のプロフィールはたいしたものがない。

 イタリアの小さなコンクールでの銀賞が目に付くくらいで、あとは現在師事しているというバイオリニストが巨匠エミリオ・ロスマッティだということくらいだろう。だが、師匠が巨匠であっても、その弟子まで才能があるとは限らないものだ。

 私は彼をその目で確かめ、もし私の眼鏡にかなわない様なら分かれさせることも真剣に考えたくなっていた。

 もちろんケイと既になんの関係もない私にそんなことをする権利などないことは重々承知の上だ。なぜそれほどに自分が熱くなるのかは考えもしていなかった。

だが、そんな理不尽とも言える決意をした直後に私の身辺に幾つかの野暮用が出来てしまい、この件は決意だけで行動することなくそのまま忘れられていくことになりそうだった。








 だが、どうやら僕の不愉快の原因であるユウキとは縁があったらしい。

 偶然ではあったが、『彼』ユウキに会うことが出来たのだ!







 その年の夏。

 私は友人に招かれてイタリアのコモ湖のほとりに建っている彼の別荘に招かれていた。

 別段彼が私の恋人というわけではない。単に古くからの知人であるだけに過ぎないが、彼は私のようなネームバリューを持つ人間を傍に置くのが好きなのだ。

 私としても快適な避暑地で過ごせるというのなら多少のリスクは我慢する。誰彼かまわず自分が有名人たちと懇意にしていることを吹聴したがる彼の態度には、いささかうんざりとさせられていたが。

 私は毎日のようにコモ湖のほとりを散策していた。毎年ここに来たときには必ず出かけるお気に入りの散歩コースがあったのだ。

 岸に沿った散歩道にはそこを歩く人のことを考えて、ところどころにベンチが設置してあり、花壇の花や町のあちこちに置かれているプランターの植物たちがリゾート気分を満喫させてくれていた。湖からは心地よい風が渡ってきて、海とは違う波の音が心をリラックスさせてくれる。

 湖畔の反対側は海外を含めた多くの観光客たちに占領され、彼らに媚びた薄っぺらな賑やかさを誇っているが、こちら側は個人所有の別荘が多いせいか、物見高い者たちを排除するような威厳に満ちた静かさが溢れている。

 私がいつもの散歩道を毎年ここに来て初めて歩いた時と同じ感動と満足感を感じながらほぼ歩き終え、別荘に戻ろうと帰り道を引き返したあたりで、犬を散歩させている一人の東洋人と出合った。

 どこかで見たことがある・・・・・?

 そう思いながら彼が通り過ぎていくのを見守り、私とすれ違っていき・・・・・。


「ユウキ・モリムラ?!」


「はい、そうですけど?」

 思わず叫んでしまった私に対して、彼はいぶかしげにこっちを見つめた。

「あの、どなたでしょうか?」

 彼の視線は、私がなぜ自分を知っているのかと不審に思っているようだった。

彼の疑問は当然だ。見ず知らずの人間から突然呼びかけられたのだから。

 だが、こっちは思いもかけない初の邂逅に動揺していた。もしここで会う事を知っていたのなら、出会いをお膳立てして、きちんと計画した上で会うつもりだったのだから。

 僕はかなり混乱していたに違いない。

「CMの時と比べてずいぶん違うものだ。思ったよりも華やかじゃないんだな」

 などと口走ってしまったのだから!

 当然のように彼はむっとしたように眉をひそめてみせた。

「それは失礼しましたね。僕は演奏家であって、タレントやモデルではありませんから」

 そう言うと、呆然としている私の傍をさっさと通り過ぎていった。

 私はと言えば、その場に固まったままで・・・・・。

「なんということを口走ったんだ!!」

 うめくように呟いたのは、彼の姿が消えてから。

 そんなことを言うつもりなどなかったのに。

 言い訳をするとしたら、あの言葉は決して彼を貶めるつもりの言葉ではなかった。

 CMの華やかさはなく、野暮ったい眼鏡や洗練された髪型をしておらず、服装もごくありふれたものではあっても、彼の清楚さ玲瓏とした美しさは決して隠せるものではない。

ほっそりとしたバランスの良い肢体。こちらを見つめていた黒い瞳の優艶さ。穏やかで無邪気そうな表情。彼をごく近くで見ることで初めて気がつくものばかりなのだ。


 オリエンタル・ビューティではないか。


 私は圭の趣味のよさに改めて感心していた。

 翌日、私は同じ時刻に湖へと散歩に出た。また彼に会えることを半ば期待して。そうして、私の望みは叶えられた。昨日と同じように犬と歩く彼の姿が湖のそばにあったのだ。

 彼は私の姿を認めると、むっとした様子を見せたが、何も言わずに私の横を通り過ぎようとした。

「君の演奏を聴くにはどこにいけばいいんだ?ローマか?それとも欧州のどこかの都市なのか?」

 私は彼に尋ねた。

「あいにくと、僕は現在 大学講師として馴染むのに必死で、コンサート活動はまったく行っていません」

 礼儀正しい応答。ただし、かなり腹を立てているらしいとがりきった声。

 私はその怒っていても柔らかなテノールの声が気に入った!

 だが、彼は一言そう言うと、すぐに私にこれ以上構っていられないといった様子で肩を怒らせて足早に立ち去っていった。引き止める間もなかった。

私は呆然と彼を見送り、ようやく自分の質問が彼を再び怒らせたことに気がついた。現在、彼が演奏活動をしていないことを皮肉っていると感じたのだろう。

 今回も私にそのつもりはまったくなく、ただ単に純粋に彼の音楽を生で聞いてみたいと思っただけなのだが。言い方がまずかったようだ。


 3日目。


 今度こそと意気込みながら、私はいつもの場所でユウキが姿を見せるのを楽しみにしていた。いつもの時間よりも少し遅れた時間に彼がやってきた。

「君はいつも眼鏡使用者なのかね?コンタクトにしたほうが似合うと思う」

 今度こそは皮肉な言葉とはとられないだろうという私の予測に反して、ユウキは実に個性的な答えを返してきた。

「別に男が眼鏡をかけていようとコンタクトにしようと問題ではないでしょう。僕はこれで十分ですから」

「しかし、演奏家だったら自分の容姿にも気を配るべきではないのかね?」

 私の言葉に彼はさらにむっとしたようだった。

「あいにくと気を配らなければならないほどの容姿を持っていませんので」

「そんなことはないと思うが・・・・・?」

 私は更に言葉を続けようとしたのだが、彼はさっさと犬を連れて立ち去ってしまった。

「・・・・・なんて下手なんだ!」

 私は自分の言葉の選び方のまずさにうんざりしていた。どうして彼を怒らせるような言葉ばかりが出てしまうのだろう?

 明日こそは必ず彼の悪感情を消すような会話をしなくては!

 私は別荘に戻ると、あらゆる会話をシュミレートし、彼との邂逅に備えた。

 だが、次の日、いつもの時間になっても彼は現れなかった。

 きっと彼は私を避けるためにあえて散歩の時間をずらしたのだろう。

 しかし彼は、私が暇と金をもてあましている人間であることを知らない。その二つさえあれば大抵のことは可能になるものなのだ。

 私はさっそく人を雇い、彼がいつ散歩に出てくるのか知らせてくれるように頼むと、私の元に彼が毎朝ジョギングをしているという情報がもたらされた。

 私は翌朝さっそく早起きをして、彼がやってくるのを待っていた。

 夜更かしをすることが当然のような生活をしているソドムの住人である私にとって、朝早く起きる事はかなりの努力が必要だったが、そうしなければ彼に話しかけることも出来ないとなればやむをえない事だ。

 なぜそこまでして彼に会いたいと思うのかと省みて考える事もしなかった。ただ、彼に会う高揚感だけが私を支配していた。

 朝日の 金色の粉をまぶしている様な光の中で、私は彼がやってくるのを待っていた。

 そしてようやく私の目の前に現れた彼は、汗のにじんだTシャツにジョギング用のジャージズボンを着用していた。
(彼の足がみられることを内心期待していたのだが、見られなかった。残念な事だったが)

 ほんのりと上気した顔がとても愛らしかった。

 ぴったりと汗で貼りついたTシャツは彼のからだのラインをはっきりと見せ、息を切らせ汗をにじませた様子は私に夜の彼を連想させることが出来た。

セクシャルな想像。

 彼を啼かせることが出来たらどんな顔をするのだろう?と。

「どうして僕に付きまとうんですか?いったい何が目的なんですか?」

 彼はいらだった様子で私に食って掛かってきた。

「その眼鏡ははずしてくれないかな?君の素顔が見てみたいんだが」

 私はにこやかに彼に言った。

だが私の突然の言葉に、彼はあっけにとられて声を失っていた。そして、次の瞬間私に怒鳴りつけていた。

「いいかげんにしてください!警察を呼びますよ!?」

「好きなようにすればいい。私は喜んで君のすることを受け入れよう」

 私の言葉にすっかり毒気を抜かれたらしく、ぱちぱちとまばたきをしながらぽかんと口を開いて私の言葉を反芻していた。

「・・・・・あの。誰かと勘違いしていませんか?」

 彼は私が誰か他の有名人と勘違いして執拗に付きまとっていると思ったらしい。東洋人の顔は西洋人には区別がつきにくいとはよく聞くことだが、私が間違える事はない。

「君は、バイオリニストのユウキ・モリムラだろう?間違えてはいないよ」

 私は微笑みながら答えた。ただ彼と言葉を交わしてみたいだけなのだが。

「いったい僕に何の御用ですか?」

 彼はうんざりした様子で私に言った。確かに自分がストーカーじみた行為をしている自覚は多少あるのだが・・・・・。

「ケイは一緒ではないのかい?」

 その言葉は私が会話を続けるための接ぎ穂でしかなかった。しかし、言ってみて気がついた。恋人ならば避暑地として風光明媚なこの地に来て過ごすのが当然だろう。彼がここに来ているのかもしれない。

「圭とお知り合いですか?」

 ユウキが愛らしく小首をかしげて聞いてきた。

「昔、彼と親しくしていたよ」

 私の言葉に彼の顔には納得したという表情が浮かんだ。

「つまりあなたは圭に会いたくて僕に付きまとっていたというわけですか?」

 私はそうだとも違うともいうように、肩をすくめてみせた。

 だが・・・・・私は今も彼に会いたいのだろうか?

「残念ですが、彼はここに来ていません。ここに来ているのは僕だけです。おあいにくでしたね」

「・・・・・そうなのか?」

 しかし、私はがっかりなどしていない自分に気がついた。

 ケイに会えるかどうかなど、どうでもよくなっていたのだから。私はユウキの怒っている顔を見ているだけで楽しかったのだ。

「僕にいろいろ言っていたのは、圭の隣に僕がいることが気に食わなかったからですか?ですが圭がいないのが分かった以上、もう僕には付きまとわないで下さい。それに、圭は僕の恋人です!誰にも渡しませんよ。もちろんあなたにもです!!ですから僕に何を言ってきても無駄ですから」

 そう言うとくるりと背を向け、もう私には目もくれず立ち去っていった。

「・・・・・待ってく・・・・・」

 私はそれ以上言葉をかけられなかった。彼は私のことをケイを横取りしようとしている恋敵にしか考えていないことが分かったからだ。

「・・・・・違う」

 私は呟いた。そうではないのだ。

 そこで自分の動揺した原因を悟った。私は彼を見て・・・・・一目惚れしていたのだ!

 彼との出会いは決定的に私に不利なものになってしまった。せめてケイと昔なじみである事を言わなければよかったのに・・・・・!

 だが一方で、私はユウキの啖呵に聞き惚れていた。初々しくて一途で・・・・・!

 ケイはこの宝石を手に入れたのか!

 私がビデオを見たときのいらつきは、ケイが手に入れた宝物への嫉妬だったのだとようやく理解した。ケイへの未練だと思い込んでいたために、私は決定的な失敗をしてしまったのだ。


 なんたることだ!


 私は彼との関係を修復するべく、彼の滞在しているはずのパラッゾ・フィオーレへと出向いて謝罪し、改めて友人として会ってくれるように願うつもりだった。

 だが、それは敵わぬ事になってしましまった。彼は私が出かけた日の朝、既に帰国の途についていたのだから!

 私はそのすれ違いに、うめいてしまった。

 後で知ったことでは、彼はすでに留学期間を終えて、母国の音楽講師となっており、個人的な演奏活動はこれから開始するところであったらしい。

 コモ湖に来たのは、彼の恩師がここに避暑に来ていて、年に一回精進の成果を持ってやってきていたものらしかった。

 だから、私がコモ湖のほとりで出会ったのは、本当に偶然のことだったのだ。

 もしかしたら、キューピッドの悪戯だったのかもしれないが。

 私はこの出会いの失敗をなんとか消し去り、今度は彼に好感を持ってもらえるよう努力することを心に誓った。

 これがケイとの友情(と、彼が私に願ったもの)にひびを入れ、いや、彼の心に残っているかもしれない好意のかけらを消し去っても構わないと望むほど。

 しかし私が失念していたのは、ユウキ・モリムラの気持ちの確認だった。

 彼がケイ・トウノインと関係を結んだのがこのオーケストラとの出会いからだと思い込んでいたのだ。ケイのかつての欧州時代の恋を考えれば、さほど長い間一人の人間に縛られているはずはないと思っていたのだから。

 ビデオの解説には、サムソンが集めた演奏家たちの演奏と書かれていたのも私の勘違いの原因になっていた。

 だからユーキとケイとの関係が一時の恋人関係ではなく、結婚とも言えるような不変の結びつきを互いに望んでいたことを知らなかった私の失敗は、後々大きく響いてしまった。










 結論を言えば、私はユウキを手に入れることは出来なかった。

 散々に苦労と努力をしたうえで、友情と言えるような関係を結ぶ事がようやく叶っただけだった。それも、彼と会うことすら邪魔しようとするケイを出し抜くのに全力を使っての上で、だ。

 折りあらば私が彼に近づくことさえ拒もうとする。決して彼と話をすることを許そうとせず、あの手この手を使って私を排除しようとした。

 愚かな猿は水に映る月を掬おうと永遠に努力し続ける。たとえ同じように見えても構わない。私は彼の好意を掴む努力を続けていくつもりだ。

 私にとってユーキ・モリムラは東洋の伝説のカグヤヒメのような存在なのかもしれない。

 こうして、彼へのプラトニックな愛は複雑な様相を呈しながら続いていくように思える。





 悠季という名のミューズは、甘美な痛みと恍惚を私の魂に与えながら。













桐ノ院圭氏のお誕生日には出せなかった話です。(笑)
こんなものを掲載したら、「喧嘩を売っているのか?」と言われるのは間違いなし。σ(^◇^;)
ミイラ取りがミイラになってしまったお話です。
一歩間違ったら圭もこの主人公と同じだったかもしれないのだから、幸運に感謝しなさいよ?ということでupしました。
だって私はユウキストなんだも〜ん!(笑)

タイトルの「
Iの寓意」とは、プロンツィーノ作の「愛の寓意」から取っています。
キューピッドがビーナスとキスしている絵なんですが、いろいろと面白い教訓を含んでいるそうです。(笑)







2006.8/9 up